現状から抜け出せない!そこには2つの心理的効果が働いていた

昨日の衣類整理の記事で、"自分のコーディネート次第で活かせるかも"と思っていたという話。

要は、捨てるのはもったいないしモノ的には気に入っているから、どうにか活かせないか?ということなのだけど。
これには、人間の心理的傾向が2つ含まれていました。
・サンクコストバイアス
・保有効果
 

 サンクコストバイアスとは?

過去にかけた時間、労力、お金にとらわれてしまって、ベストな判断が出来なくなる状態のこと。
「このストールけっこう高かったんだよね。」とか「この服まだそんなに着てないし、もったいない。」とかって、自分はそんなに意識してないつもりだったけど、過去にとらわれて手放せなかったのだなぁと思いました。
 

保有効果とは?

自分が持っているものを、客観的な価値より高く見積もってしまうこと。
"新しいモノを手に入れる時のメリット"より"今持っているものを失うデメリット"の方を強く感じてしまう傾向にあるのです。
「これ本当は買った時これぐらいの金額だったのに、売ったら安く買い取られそうだな」とかって思って手放すのが惜しくなってしまう。
 
これらの心理的傾向によって、人は現状からの変化に対して、リスクやコストを強く感じる為、よっぽどメリットがない限り現状維持のほうを取ってしまうのです。
変えたいと思っているのに、なかなか現状から抜け出せないのは、こういった心理的効果が働いてたから。
 

じゃあ、どうしたらよいのか?

それは、しっかりと目的地を明確にすること
「どんな暮らしがしたいのか?」「自分は何が好きなのか?」
未来・理想の"目的地"をはっきりさせていないと、人間が持っている心理的効果が現れて、道を阻んでしまうのです( ゚Д゚)
負けてしまったら、現状にまた連れ戻されてしまう。(表現おおげさ)
 

簡単にできる「目的地明確化」の具体的な方法

1.実際、既に理想とする人の画像を集める
こんな人になりたい、こんな暮らしがしたい、と感じた人の画像を集めます。
画像が肝心!文章で書くより、脳は画像の方が強く意識してくれます。
ここで現状と差があり過ぎると、次への踏み出し方が分からなくなってしまいます。
なので、画像の集め方は、一年後、三年後、五年後と分けるのがオススメ。
2.どこに惹かれたか、書き出す
画像を集めたら、自分はどこに惹かれたのか、どんな所が好きだと思ったのか、思いのまま書き出してみます。
私も実際に書いてみたら、「スッキリした部屋より、生活感がある方が好きだった」って気付きがあったりして。新たな自分を発見できたりします。

自分は変わりたいと思っていても、人間の心理は、あの手この手を使って、現状維持をさせようとしてきます。
「心理的効果」を意識しておくと、現状から抜け出せるきっかけになるかも。

暮らしの仕組み作り、お役に立てれば嬉しいです^^

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