昨日の娘の件からの副産物。

昨日、1年生の時の教科書・プリント類を
全捨てしようとしてたところを、
娘に止められたおかげで、良いものを発見。

「みんなのどうとく」

何気なくペラペラめくっていたところ、
最後のページにやなせたかし先生のお話が。
みんなが大好きアンパンマン。

34歳で会社を辞めて漫画家になったのだけど、
40歳を過ぎ、50歳近くになっても人気が出ない。
他の漫画家が有名になっても、自分を信じて、
絵を描き続けた。(以下省略)
と、人生ヒストリーが簡潔かつ分かりやすく
書かれてあって。
遅咲きだったとは、ぼんやり記憶していた
ような気がするけど、改めて知ると衝撃。
自分もそんな歳になって、以前よりも色々
推し量れるようになったからかもしれない。
 
そして、「手のひらを太陽に」の歌詞を
書いたのも、やなせ先生。
知らんかった。

"手のひらを太陽に透かして見れば
 真っ赤に流れる僕の血潮~♪"

子供の頃これを歌いながら、
「(どういうこっちゃ!?)」と思っていたのだけど。

人生に悲観していた時期に、懐中電灯で
冷たい手を暖めながら仕事をしていた
ところ、真っ赤な血の流れを見て、
自分は生きているんだ!という再発見と、
その喜びを謳歌して頑張らなくちゃ!と、
自分を励ますためにこの詞を作ったのだそう。
「手のひらを太陽に」ではなく、
「手のひらを懐中電灯に」だったのです。
 
アンパンマンの歌詞も深いけど、
「手のひらを太陽に」の歌詞の背景も知ると、
より一層深さが増してきて、良い副産物を
いただいたなぁと思ったのでした。

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